♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「ちょっ…あたし、携帯持ってるし」

「そんなん、そこのロッカーに入れときゃいいじゃん。
あたし、流れるプールがいいな」

あたしを引きずっていく愛菜に、大きく首を振るあたし。



「なに、モタモタしてんの?
早くしないと、携帯ごと水没させるよ」

愛菜の気迫に、慌ててロッカーへ走る。



「瀬戸内、泳げるでしょ?」

愛菜の言葉に、無言でうなずく瀬戸内。

「ほら、美月!」

プールサイドでたたずむあたしに、愛菜は勢いよく浮き輪を投げた。