「おじゃまします…」

久しぶりに入る健太の部屋。

可愛いキャラクター柄だったベッドが、シンプルな青のチェックに変わってること…

本棚の上に飾られた賞状とサッカーボールに、時間の流れを感じる。

昔は何も思わなかった白い雲が浮かぶ空色のカーテンが、少し幼く見えた。



「みぃちゃん、遠慮しないで座って」

「うん」

ベッドの近くに、テーブルを移動させる健太。

あたしは健太に並んで、ベッドに座った。