♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「覚えてるよ…
俺、あの頃からみぃちゃん好きだった」

遠くに目をやって、あたしの手をそっと握り直す健太。

「今も、昔も…変わってないよ」

健太のあったかい言葉に、胸がギュッとなる。

健太は足を止めて、あたしのほうに振り返った。



「健太…」

健太の視線に、思わずうつむくあたし。

健太は、あたしの左手をギュッと握った。

この温もりに、流されてしまいそうになる。

あたしは何も言えなくて、自分の唇を噛みしめた。