♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「みぃちゃんには、よくボコボコにされたけどね」

「どういう意味よ」

「いや…
みぃちゃんには、感謝してるよ」

「本当に?」

健太の隣は、なんとなく落ち着く。

小さい頃から、一緒だったからだろうか。

あたしはふっとため息をついて、空を見上げる。



「昔に戻りたいな」

「どうしたの、みぃちゃん?」

少し困った様子でのぞきこむ健太に、うつむくあたし。

なんか、今日は駄目だ…

健太の優しさに甘えそうになってしまう。



「じゃあ、戻ってみる?」

健太はそう言って、あたしの左手を取った。