♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「みぃちゃん、今日暇?」

「暇っちゃ、暇だけど…」

「じゃあ、ちょっと寄り道しない?」

健太の笑顔は、今のあたしにまぶしすぎる。



「でも、あたし…」

あたしの気持ちが、大きく揺れる。

このまま健太に甘えたい気持ちと、まだ彼を信じたい気持ち。

もし、ここで健太を選んだら、今度こそ本当に終わってしまう。



「今日は無理かな?」

健太が残念そうに首をかしげる。

やっぱり、あたし…



「いいよ、健太」

無意識に絆創膏に触れながら、あたしはまっすぐ健太を見上げた。