♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「健太…」

あたし、また暗い顔してたんだろうか。

今更だけど、笑顔を作るあたし。



「痛そうだね」

健太は、あたしの指にはられた絆創膏を見ている。

「なんだ、傷のことか…」

ホッとして、胸をなでおろすあたし。



「えっ?」

「なんでもない」

キョトンとする健太に、あたしは伏し目がちに笑ってごまかす。