♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

HRが終わると、クラスのみんなが教室を出ていく。

あたしだけ、一人教室に取り残されていく。



「貴斗、一緒に帰ろ!
今日こそ連れてってくれるんでしょ?」

恋人みたいに、瀬戸内の肩に手を乗せて見上げる唯香ちゃん。

瀬戸内は、何の迷いもなく素直にうなずいた。



もう何もかもおしまいだ。

だけど、それでいいんだ。

あたしは気持ちが落ち着くまで、自分の席に座っていた。



「みぃちゃん、大丈夫?」

背後からいきなり飛んできた声に、ハッと振り返る。