♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「美月、大丈夫?」

隣にいた愛菜が、すかさずしゃがみこむ。

足元でバラバラになってしまったビーカーに、立ちすくむあたし。



「あっ、ごめん」

愛菜にまで、迷惑かけるわけにいかない。

あたしもしゃがんで、破片に手を伸ばす。



「…っ」

今度は、ガラスの破片で自分の手を切ってしまった。

自分の馬鹿さ加減に呆れてしまう。

あたしは、スパッと切れた指先ににじむ血を無表情で見ていた。



「…何やってんだよ」