♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「ねぇ、どういうこと…?

どうして、あることないこと言いふらすの?」

屋上へと続く踊り場で、あたしは彼女と向き合う。



「どうしたの?
美月ちゃん、怖い顔…」

「…なんで嘘つくのかって聞いてるの」

悪びれもなく、ふんわりした髪を指にからませる唯香ちゃん。



「だって、本当のことじゃん。
あたしは、貴斗と付き合ってたの…

美月ちゃんなんかより、ずっと前から」

「それは、そうかもしれないけど…」



「あたしが、いつまで貴斗と付き合ってたか知ってる?

美月ちゃんがいなかったら、あたしたちは別れなかった…

全部、あんたのせいよ」

唯香ちゃんは、髪をいじる手を止めた。