♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「唯香ちゃん、ちょっといい?」

彼女を取り囲む女子の輪に、割って入る。

「どうしたの、美月ちゃん?」

可愛い声を作って、シレッと首をかしげる唯香ちゃん。



「話があるの…
ちょっと来てくれるかな?」

「ここじゃ、話せないこと?」

クリッとした目が、あたしをのぞきこむ。

あたしは、無言でうなずいた。



「わかったよ、美月ちゃん…」

彼女は、上目遣いで微笑んだ。