「うん」
少し迷ってからうなずいた。
あたしの声に、健太が振り返る。
「だけど…
みぃちゃんに言ったことは、嘘じゃないから」
健太のまっすぐな笑顔にドキッとした。
目を大きく開いて固まるあたしに、いつものように手を振る健太。
「…じゃ、数学頑張って!」
「ありがと…」
健太が教室のドアを閉める音を確認して、もう一度振り返る。
ごめんね、健太…
健太に冷たくするのは、怒ってるからじゃない。
自分の中で揺れる気持ちに、あたしは気づいてしまった。
健太にキスされた時、そんなに嫌じゃなかったんだ。
健太の笑顔と、瀬戸内の言葉を交互に思い浮かべる。
あたしは顔を上げると、机の上にコトンと鉛筆を置いた。
少し迷ってからうなずいた。
あたしの声に、健太が振り返る。
「だけど…
みぃちゃんに言ったことは、嘘じゃないから」
健太のまっすぐな笑顔にドキッとした。
目を大きく開いて固まるあたしに、いつものように手を振る健太。
「…じゃ、数学頑張って!」
「ありがと…」
健太が教室のドアを閉める音を確認して、もう一度振り返る。
ごめんね、健太…
健太に冷たくするのは、怒ってるからじゃない。
自分の中で揺れる気持ちに、あたしは気づいてしまった。
健太にキスされた時、そんなに嫌じゃなかったんだ。
健太の笑顔と、瀬戸内の言葉を交互に思い浮かべる。
あたしは顔を上げると、机の上にコトンと鉛筆を置いた。



