♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「俺、本当に…」

「あたし、全然気にしてないし。
だから、健太も忘れて」

キスの罪って、どれくらいなんだろう。

あたしは、それ以上にヒドイことを健太にした。

健太に殴られたって、文句は言えない。

だけど、あんなふうにされるくらいなら、思いっきり殴られたほうがマシだった。



「あたしも…全部忘れるよ」

あたしは遠慮がちに微笑んで、また目を伏せる。

体育倉庫の事も、
幼稚園のあの日のことも…

全部なかったことにしてしまいたい。