♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「健太、あたしね…」

顔を上げていいのか迷う。

あたしは、目を伏せたままつぶやいた。



「本当は、覚えてるよ」

健太の気持ちを考えると、胸が苦しい。

あたしは一度、言葉をのみこんだ。



「…ひどいこと言ったの、あたしのほうだし。
健太、怒って当然だよ…もう謝らないで」

あたしの微かな気持ちの変化に気づかれたくない。

あたしはサバサバした感じで、一気に言った。