トントンとボールが床にはねる音が聞こえる。
あたしはとび箱に押し倒された体勢のまま、視線を動かす。
「唯香ちゃん…」
体育倉庫のドアの前で立ちすくむ唯香ちゃん。
彼女の手から転がり落ちたボールの音が倉庫に響く。
唯香ちゃんは両手で口をおおって、目をそらした。
「…待って、唯香ちゃん!」
彼女は動揺した様子で走り去っていく。
起き上がって、唯香ちゃんを追いかけようとするあたし。
健太は、あたしの腕をグッとつかんだ。
「離して…健太!」
力では、絶対に叶わない。
強い口調で懇願するあたし。
「行かせない」
あたしの腕を握る力が強くなる。
「…俺は、みぃちゃんのことが好きだ」
あたしはとび箱に押し倒された体勢のまま、視線を動かす。
「唯香ちゃん…」
体育倉庫のドアの前で立ちすくむ唯香ちゃん。
彼女の手から転がり落ちたボールの音が倉庫に響く。
唯香ちゃんは両手で口をおおって、目をそらした。
「…待って、唯香ちゃん!」
彼女は動揺した様子で走り去っていく。
起き上がって、唯香ちゃんを追いかけようとするあたし。
健太は、あたしの腕をグッとつかんだ。
「離して…健太!」
力では、絶対に叶わない。
強い口調で懇願するあたし。
「行かせない」
あたしの腕を握る力が強くなる。
「…俺は、みぃちゃんのことが好きだ」



