♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「…思い出した?」

今のあたしの前には、高校生になった健太がいる。

あたし、とんでもないことを思い出してしまった。

「マジで…」

健太に答えるわけでもなく、独り言をつぶやいて唇を押さえるあたし。

はっきり思い出してしまった光景に、顔が赤くなる。



「みぃちゃん、大丈夫?」

恥ずかしすぎて、もう健太と目を合わせられない。

なんで、あんなことになってしまったんだ?

…てことは、あたしのファーストキスは健太じゃん。

まだ幼稚園児だったけど、ほっぺとかじゃなくて、思いっきり唇に入ってしまった。



なんで…

なんで、あんなことしたの?