♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

健太の大きな瞳が、あたしを見下ろしている。

幼い頃から、このまっすぐな目は変わってない。

でも、今の健太はあたしより身長が高くて、体つきもガッチリしている。

そんな健太に見つめられると、気まずくなる。

あたしは、慌てて目をそらした。



「みぃちゃん、思い出した?」

「いや…」

今のリアクション、微妙だったんだろうか。

正面を向いて、座り直すあたし。

なんか、妙に緊張する。

こんな暗い場所に、二人でいるからオカシイんじゃん。



「もうずいぶん前のことだもんね」

「うん」

健太も前を向いた時、健太の肩があたしの肩に触れた。

狭い場所なんだから仕方ない。

避けるのも不自然だし、あたしは健太と肩をくっつけたまま座っていた。