♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「みぃちゃん!」

とっさに押入れを開けて、あたしを手招きする健太。

健太に続いて、押入れの中に逃げこむあたし。

狭い隙間に座って、慌てて押入れのふすまを閉める。



間一髪だ…

バタバタ男子が部屋に入ってくる。

押入れの中で、耳をすますあたし。

あたしは音を立てないように気をつけながら、体を小さくしていた。



押入れの外から、男子の話し声が聞こえる。

あたし、どうやってここから出たらいいんだ…?

他の男子に見つかったら、マズイじゃん。

押入れの中は、真っ暗だし…

狭くて動けないし…

うつむいて、ギュッとヒザを抱えるあたし。

不安そうなあたしに気づいたのか、健太が振り返った。