朝早く目が覚めた。
朝の4時くらい。
もちろん、早起きには理由がある。
ベランダに出ると、薄暗いのに、今日も暑くなるぞ!という感じがした。
うーん。と伸びをして、なんだか様子が違う事に気づく。
なんと、ホテルの前が洪水のようになっていたのだ。
なんだ!?なんだなんだ!?これはもしかして!!
服を着替えて部屋を飛び出して、ホテルのフロントで聞く。
今まで私が泊まったカンボジアのホテルのフロントの人達は、
とても気さくで、必ず声をかけてくれるので、とても親しみやすい。
「昨日の夜、スコールがあったの!?」
「はい。起きなかったんですか?」
「全然。」
くやしいなあー。スコール見たかったなあ。
水浸しになった道路を見ようと、ホテルから出ようとするとボーイさんが言った。
「お友達は、まだ迎えに来てないでしょ?」
「うんー。遠くにいかないから大丈夫ー。」
ホテルのフロントの人も心配そうに見ている。
ホテルの前で写真を撮っていると、ボーイさんが、心配そうにホテルの外に立って
私を見守っていた。
ここのホテルのボーイさんは、ホテルの外に立っているのではなく、
ホテルの内側に立っていて、
ホテルの外から人が近づくと、中からドアをあけてくれる。
私は、ビビリだから、遠くに行くつもりなんか、全然ないのに、
そう心配そうな顔されると、
遠くに走りだしたくなるぢゃん。
そうこうしているうちに、友達が迎えに来た。
ホテルのボーイさんが、安心してホテル内に戻って行った。
今から、朝日を見に行くのだ!!