「麗美と夕日ちゃんはどっちが良い?」

幸大が言う。

「もちろん、実働部隊ですわ!」

「私もです!」

「危険だ。

だから…あまり勧めない。


敵もそれなりに訓練しているみたいだしな…

だから…俺がいるからとかじゃなくて戦力になるかどうかを考えて欲しい。」

幸大が言う。


「私は合気道をやってましたの。

ですから簡単にはやられませんわ!」


「…私は工作部隊に。

戦ったりとかは苦手なので…」


「そうか。

だがな、工作部隊がこの作戦の要だ。


お前らに勝利がかかってる。



まずは工作部隊に説明をする。


お前らにはある仕掛けをセットしてもらう。」

「仕掛け?」

朝日が言う。

「ああ。

唯一敵の見張りがいない場所…


プールに、な。」



幸大は入念に工作部隊へ作戦を説明した。





数十分後


「…わかった。

こっちは俺たちに任しとけ!」

朝日が言う。

「ああ。


さて、実働部隊は人質の解放を優先させる。


人質たちを一番近くの秘密基地に入れる。


全員を助けた後は工作部隊が仕掛けをし終わったプールに敵を引き付けて一網打尽だ。」


こうして、大雑把だがスクールジャック殲滅作戦が出来上がった。