「突然ですが、転校生を紹介します。」

女子が教室にはいってきた。


「え!?」

皆が驚く。

「御無沙汰してました。

皆さんお久し振りです。」


そう言った女子。


「閖!」

真知が言う。





休み時間


「あの、色々あって一度は離れましたが…皆さん、またよろしくお願いいたします。」

いつものメンバーに閖が加わった。


「なぁ…なんかあったのか?」

幸大が言う。

「何もありませんが…なぜですか?」


「感情が薄くなってる気がした。」


「気のせいだと思いますが。」

「ま、幸大も最近は色ボケしてるからね。」

真知が言う。

「俺たちも人のこと言えないだろ?」

朝日が言う。



「あ、忘れ物した。」

幸大が言う。

「なんですの?」

麗美が言う。

「ちょっとな。」

幸大が言う。

「なら私も一緒に行くわ。」


「ならば私も。」

瑠璃と渚が言う。


「そうか、じゃあ行くか。」




秘密基地


「幸大…どうかしたの?」

瑠璃が言う。

「閖が…なんか、なぁ。」

「君が言うなら何かありそうだが…

まぁ、そもそも何か怪しそうな奴ではある。」


「でも、睦月はともかく残りのメンバーは閖を信じきってるって感じね。」

瑠璃が言う。