マイハニー

「あれ?」


お兄ちゃんがチカチカ点灯している留守番電話のボタンを押すと、
ママから1件入ってて


「サヤが帰ってこないんだけど、どこに行ったか知らない?」


と入っていた。
お兄ちゃんが頭を掻きながら、


「あとで電話しなきゃ」


と言うけど、無断外泊なんてしょっちゅうだし
ほっといてもいいんじゃないの?とか思ったけど
素直に頷いた。

シャンパンのボトルとグラスを2つ持って、
お兄ちゃんが隣に座る。


「サヤの誕生日だから・・・ちょっと奮発してみた」


グラスにシャンパンを注ぐお兄ちゃんの手は、
相変わらず綺麗で長い指。

あの指がどこまでも私の中に入っていくんだよな・・・

思い出して、一人で赤面する。