マイハニー

食事は進み、アルコールのせいか、
少しずつリラックスしてきた。
お兄ちゃんの話す冗談に
笑い声もこぼれる。
運ばれてきたコーヒーを飲んでいると
お兄ちゃんの視線を感じる。


「なに?」

「今日俺ん家連れてくから」

「・・・お兄ちゃんはいつも強引だね
今日だって・・・約束入ってたらどーしてたの?」

「サヤなら絶対来ると思ってた」

「自信家だなぁ」

「帰さないから」


心臓がとくん、と跳ねる。
今日は一日ドキドキしっぱなしで、
嬉しいのだけど、ちょっぴり疲れる。
だってドキドキしっぱなし。
食事が終わり、席を立った時、
ちょっとお兄ちゃんにもたれかかると、
「酔った?」なんて優しく聴かれる。
酔ったフリもいいかも、なんておかしくてくすくす笑った。