マイハニー

「・・・あのまま一緒に住んでいたら・・・絶対俺たち、ダメになると思って・・・
それで家を出たんだ・・・」


伏せ目がちに料理を口に運びながら話すお兄ちゃんを
じっと見つめる。


「・・・言ってくれればよかったのに」

「言ったら決心が鈍るから・・・」

「一度家を出て・・・ちゃんとサヤを迎えに行こうって・・・」


真剣な目で私を見るお兄ちゃんに
気が付いたら私の目から涙が溢れ、頬を伝っていた。
私は誤魔化すために、も~、と怒るフリして、
そして笑った。