『………』



 近いッ!!


 頼まれて教科書を見せているのだが、


 予想以上に近いッ!!


 あたしは男慣れしていなく話すだけで、


 緊張してしまうというのに…


 こんなに近かったら心の臓がやばいです…



 「あ、ごめん。近かったね」



 あたしの心を読んだのか…


 彼はそう言ってあたしから少し離れた。