バスが出発し、学校へと向かった。



 「……瑠歌」


 『どうしたの?』



 名前を呼ばれ隣を見ると、理彩が真剣な瞳であたしを見ていた。



 『な、何?』



 真剣な表情で見つめられると、何か緊張する。



 「瑠歌は…告白しないの?」


 『えッ!?』



 告白ッ!?


 あたしが、宮田に告白!?



 『し、しないし!!』


 「そうなの?もったいない」



 …もったいない?



 『…”もったいない”…って?』


 「だって、瑠歌達…両思いっぽいじゃん」