『”宮田翔稀”…?』 今までに聞いた事のない名前…。 そう思っていると、隣に誰か座った。 その”誰か”を興味ありげに見ていた。 肌は黒く、顔が整っていて… どう見ても[格好いい]しかでてこない… 相手は視線に気づいたのか… 「俺、この春に引っ越して来たんだ。 宮田翔稀。よろしくね」 そう言って微笑んだ彼は可愛らしかった。 『あたしは、渡瀬瑠歌。よろしく』