どれぐらい泣いたか分からない。
私は思った・・・

「いつまで泣いてたって始まらない。
 ようちゃんにお別れのあいさつ、し
 なきゃ!!」

ダダダダダダっ

「ママ!ちょっと行ってくる!!」

「えっ、ええ!いいけど・・・
 早く帰ってきなさいね~」

「うん!」

ダダダダ

私は走った。風を切るように・・・
1秒でも早く会いたかった。

「笑顔でお別れしなきゃね!!
 そうしないと、ようちゃんまで泣い
 ちゃうもん(笑)」