私は1つ開けて、口に入れた。


チョコの甘い味が口の中に広がる。


「おいしいです。……んっ?」

いきなりキスされた上に、舌が入ってきた。


「……ん。甘ぇ」

それはほんのつかの間だった。


「でも。未良の味もあっから、平気。……今度は未良を味わおっかな」

また唇が重なって、本多君の舌が入ってくる。


チョコを食べたあとだったからかな?


今日のキスは甘く感じた……。


 ─END─