「どうして外に出ることはいけない?」 俺が尋ねれば、彼女はこちらを見て微笑む。 「愛しているからよ」 いつもと同じ答えだ。 俺が離れることを何よりも拒絶している。 そして何よりも恐れているんだ。 彼女は俺へ、異常な愛を抱いている。