彼女の10円。

「太一ってモテんだね♪」



俺が純の後ろを通った時にそう呟かれた。



怖いよぉ…。



「イチと拓は時間だから上がっていいぞ!!」



その言葉で俺と拓は仕事を終わらせて着替えた。



「おい、純ちゃんどうすんの?」

「拓、助けて…」

「まぁあれだな、お前が悪いんだからしかたねぇな♪頑張れよ♪」



拓に見捨てられた。



俺は着替えて純の待つカウンターへ。



「イチ、純ちゃんヤベェぞ…。」

「えっ!?」



俺は春輝さんにそう耳打ちされた。



俺は恐る恐る純の隣に座る。



「太一~♪あたし今飲んでちゃのぉ♪」



へ?



「そうみたいだね…」

「太一はあたしの事しゅきぃ?」



呂律が回ってない…



「;;しゅきだよ?」

「あたしもしゅきぃ♪」



酔いすぎてませんか?



「春輝しゃん、あたし帰りゅ~♪」

「うん;;イチ、ちゃんと送ってけな?」

「すいませんでした…」