「これカワイイ♪」

「買ってやる?」

「悪いからいらね♪」



純は今雑貨屋でストラップを手に取ってた。



悪いって…



580円じゃん。



「純、俺の事バカにしてんの?俺だってこれくらい買えますケド!?」

「じゃあ買って♪」



『買って♪』だって♪



買うよ。



純の欲しい物は全部買ってやるよ♪



「ありがと♪」



純は俺が買ってやったストラップを携帯に付けた。



「太一、映画行く♪」

「あい♪」



純の望みは何でも叶えてあげたくなる。



俺たちは手を繋いで映画館に向かった。



「イチ?」



おい。



誰だよ…。



俺は声のした方を向いてみた。



「やっぱりイチだぁ♪久しぶり~♪」

「亜弥…。」



コイツは亜弥。
元セフレ…。



俺、今デート中…。



手繋いでんだから見てわかれよ…。