毒 と 薬





「証明してあげる」


「は?‥ちょっ!」



川口のネクタイを持ち引っ張る

少し背伸びをし、その唇にキスをする



すると途端に悲鳴が聞こえた


私を見る女の子たちの目は
好奇の目から嫌悪の目に変わる



ほらね?
一瞬でみんなの標的


「女の友情なんて恋の前ではこっぱ微塵よ?」

と川口の耳元で囁いてやる



「何で自分から壊すような事するんだよ」


「また説教?本当ウザイね」



それだけ言い残して私は教室に戻る




あぁ、やってしまった
自分で自分の平穏な生活を壊してしまった


どうもアイツといると調子が狂う



「最悪」

「本当に、最悪ね」