銀盤少年


「それで……」


「嗚呼、しっかり見つけておいたよ」


机の上に置かれたクリアファイル。


その中にはA4用紙の書類がいくつも入っていて、写真も数枚紛れ込んでいた。


スラッとした、一見モデルかと見間違えるほどのスタイルの良い女の子。


所謂“日本人離れした体型”だ。俺が言うのも変だけど。


「北条美琴。俺も直接彼女の滑りを見たけど技術は確かだ。エッジワークだけなら、美優よりも上手いかもな」


世界トップクラスの選手であるタクさんが、歴代最強の女子選手よりも優れていると断言しているこの選手。


北条美琴。


彼女が俺のパートナーになる選手……。


「でも少し問題がある子でね。ペアの子と長続きしないんだ」


「問題? 性格とかですか?」