「……努力します」
「努力?」
「わ、忘れました! あれー? なんで俺こんなところにいるんだろう?」
「宜しい」
靴を返してくれると、それはそれは恐ろしい笑みを浮かべて踵を返した。
女って恐ろしい……あ、良い子の皆はブレードを人に向けちゃいないぞ! 仁お兄ちゃんと約束だぞ!
「誰と話してるんですか気持ち悪い。エア友達とか人として終わってますね」
「少しは空気を読め! ていうか人の心を読むな!」
もういやこの後輩。色々と危険すぎる。
というか、勘違いした俺かなり恥ずかしいんですけど。これは死ねる。
いやでも、七瀬もきっと忘れてくれるだろう。
俺に全部忘れろと言ったんだ。そこは暗黙の了解だろう。うんうん。


