銀盤少年


こちらは逆に回り過ぎ。着氷が乱れてリンクの上で一回転してしまったが、それぐらいなら多少GOEで引かれるだけだ。対した問題じゃない。


後半は繊細を欠いたが、これでジャンプは全て決めた。残るエレメンツはステップとスピンだけ。


ストレートラインステップシークエンス。


直前にケンちゃんが滑ったことで、どうしても見劣りしてしまう部分は多少あるが、それでもこのステップシークエンスは素晴らしい。


曲の特徴と雰囲気を存分に引き出し、身体全体を使って音符の一つ一つを表現している。


仁君やケンちゃんのように物語を表現するのではなく、音そのものを表現する。なんともタクさんらしい演出だ。


曲そのものは割と単調。聴き手次第では冷たく寂しいものに感じられるが、アップテンポで明るい曲を好んで使っていたカズが滑ることで、そこに温かみを付加している。


“winter into spring”


春を心待ちにしている冬の妖精か……さながらあのステップは、雨乞いならぬ春乞いってやつなのかな?


ラストはスピン。