銀盤少年


エッジに気を使い過ぎてジャンプが乱れる選手が多い中、こうも思い切って跳べるのは自分に自信があるからか?


ジャンプスキルが高くて羨ましい限りだ。いや、度胸があるからいけるのか。


デスドロップからのフライングシットスピンは、空中での滞空時間が長く迫力がある。


着氷が危なっかしいのは仕方ない。あんだけ高けりゃよろけるさ。


キャノンボールで八回転回り切りたかったが、早々に見切りを付けてタックザフットに移行。


レベル3は固いだろうが、加点は望めない。そろそろこの連鎖を断ち切りたい。


それでも顔色一つ変えずに楽しそうに滑っているのだから、色々分析しているこちらが馬鹿らしく思えてくる。


それでも分析をやめられないのは、仮にもカズ達の代理コーチだからなのかな?


繋ぎの部分も上手くなった。ステップやターンを多様に盛り込んで、エレメンツ以外でも目を惹かれる。


ジャッジへのアピールも以前と比べて格段に良くなった。


今までは視線があっちへいったりこっちへいったりと、どこか落ち着きのない印象だったが、このショートでは視線を常にジャッジ席側に向けてアイコンタクトを取っている。