銀盤少年


悪っぽくしてるけど、女の子の耐性はないんだな。


珍しいから記念に写メっとこ。パシャリッ。


「ヒロ先輩、その写メどうするんですか?」


「駄々を捏ねたらこれで制する。草太君も欲しい?」


「いえ、僕はいいです(鬼だこの人)」


草太君と話していると、どうやら衣装チェックが終わったらしい。


脱いだ衣装をパッと取り上げてその場に広げると、色んな箇所にペンでマークを付け始めている。


帰って手直しするんだろう。職人肌だなぁ。


「それはショートの衣装だよね。フリーの方は?」


「心配しなくても大丈夫。後は細かい装飾だけだから明日にでも……って、これの手直しもしなくちゃいけないから、フリーの方も寸法直さないと!」


「手伝おうか?」


「だ、大丈夫。ヒロ君はコーチしなくちゃいけないし、私は私の仕事を頑張る!」