銀盤少年


おまけにシュークリームを手土産に持って来たから、さらに株価が急上昇。なんか見たことない高そうな紅茶が出てきた。


普段はティーパックなのに茶葉ですよ茶葉。見栄張ってるのがバレバレ。


そんな熟女キラーのヒロ様は、いけないいけないと呟きながらカバンからクリアファイルを取りだしてA4の紙をテーブルに広げた。


「橋本杯の詳細と参加選手の名簿が学校に届いたらしくて持ってきた」


「まじか! 見る見る!」


大会概要はすっ飛ばして、まずは気になる東ブロックの参加チームを拝見。


予想通り中高部活チームのエントリーが多く六割方占めていたが、残りの四割はスケートクラブのチームだった。


中にはあのケーゴが所属しているクラブの名前もある。もちろんケーゴはそのチームに入っている。


ざーっと流して見ていると、見知った高校名が現れた。


選手の欄には“熊川仁”と“橋本朝飛”の名前がある。


「普通に考えれば、そこが優勝候補だろうね」