「それよりさぁ~・・・・・」
優がひとつのドアの前に立った。
んっ?何だろう??
あ、ここもしかして優の部屋かな~??
「ねぇ~ここって優の部屋??」
「あぁ~そうだよ、それよりさぁ~」
私は優が言い終わる前にドアを開けた。
「へぇ~ここが優の部屋かぁ~」
今住んでる家と家具あんまり変わらないなぁ~。
全部モノクロだもん。
「優ってモノクロ好きなの??」
「・・・・・・・」
聞いても優からの返事がない。
不思議に思って後ろを振り向こうとしたけれどいきなり優に抱き締められた。
「ゆ、優っ??」
「・・・・・・・・」
「ねぇ~優、どうしたの??」
なんか、少し元気がない気がする。
気のせいかな~??
「嫉妬した」
「へっ!?し、嫉妬っ??だ、誰に??」

