「おい、お袋。薫にいきなり抱きつくな。驚いてんだろ」


「えっ?あぁ~ごめんなさいね。可愛い子見るとつい」


はぁ~ビックリした~。

・・・・・・・・それよりさっき優はこの女性の事お袋って呼んだよね??
聞き間違いかな~??


「あ、そうだ。自己紹介がまだだったわよね。私は優の母親で田中友希って言うのよ。よろしくね、薫ちゃん♪♪」


「・・・・・・・・えぇーー!?ゆ、優のお母さんっ!?」


「何だよ、いきなり大声出して・・・・・」


だって、だってこの人が優のお母さんっ!?
どう見たって若すぎるでしょ。


「お姉さんだと思った・・・・・・・・」


「あら~嬉しいわ~♪♪私の事お姉さんと思ってくれたなんて♪♪ねぇ~優」


「・・・・・はいはい、どうでもいいけど薫、早く俺の部屋に行くぞ」


優に腕を引っ張られ階段を上がって行く。
その後ろを優のお母さんが笑顔で見ていた。



「ねぇ~ねぇ~優のお母さんって綺麗な人だね」


「そうか?俺は別に何とも思わなかったけど」


「そうなの??」


でも、確かに優のお母さんは綺麗だよ~。
それに面白かったし。

もう少しお話ししたかったなぁ~。