「いやだぁ。恥ずかしいよぉ」 「いいじゃん、ちょっとくらい」 ――バキッ! いけない、つい割り箸を折っちゃった。 昼間っから、学校でイチャつかないで欲しいわ。 「まったくも~」 目の前で、あんなラブラブ見せつけられたんじゃ、たまらない。 立ち上がると、扉を開けて、階段を降りた。 「屋上に行ったのが、間違いだったなぁ」