一年に一回しか会えなくても、私は大地が好き。 「花火は消えても、私たちの恋は、ずっと消えないよね?」 「当たり前だろ?」 優しく微笑む大地に、私も笑顔を返す。 「柚香、キスしていいか?」 「うん。して?大地を忘れないくらい、たくさんして?」 やっぱり、寂しい。 寂しくて、寂しくて、涙が出そう。