『んじゃ、悠磨はカッコいいから女の子がほっとかないね』 ……私、聞こえてたんだ。 この間の電話が女の子からだって。 『ばーか。んなわけないだろ』 頭をくしゃくしゃっと撫でられた。 『もう! ぐっちゃぐちゃじゃーん』 『彩芽が悪いけんた』 顔を赤くさせた悠磨は頬を膨らませた。 不覚にも、可愛いって思ってしまった。 .