「やっぱりお化けじゃん!!」
俺にだって恐怖感ってのがあるんだよ!!
『お化けって言わないで。どうせなら幽霊って言って』
チイラがむすっとした顔で言った。
「どう違うんだよ!!」
『お化けってなんか人間じゃないじゃん。火の玉とか目玉親父とか――』
それは妖怪だ。
『幽霊は綺麗な女性ってイメージだから』
そ、そうか?
『知依と真琴君、早速仲良くなってるねぇ』
駿兄の目には俺達がどう写っているのか。
『私の事ほったらかし〜?』
腰が抜けたままの真奈美が言った。
「はいはい、立てるか?」
俺は真奈美の手を握って立たせた。
『にゅ〜』
何て声出してんだよ。
「もうそこの椅子に座ってろ」
俺はそう言って真奈美を近くの椅子に座らせた。
『ひゅ〜、ラブラブだね!!』
淳がからかう。
『僕はほったらかし?』
「チイラっ……」
『ひゅ〜モテモテだね!!』
また淳がからかう。
「ラブじゃないモテてない!!」
俺は耳が熱くなるのを感じながらそう叫んだ。
俺にだって恐怖感ってのがあるんだよ!!
『お化けって言わないで。どうせなら幽霊って言って』
チイラがむすっとした顔で言った。
「どう違うんだよ!!」
『お化けってなんか人間じゃないじゃん。火の玉とか目玉親父とか――』
それは妖怪だ。
『幽霊は綺麗な女性ってイメージだから』
そ、そうか?
『知依と真琴君、早速仲良くなってるねぇ』
駿兄の目には俺達がどう写っているのか。
『私の事ほったらかし〜?』
腰が抜けたままの真奈美が言った。
「はいはい、立てるか?」
俺は真奈美の手を握って立たせた。
『にゅ〜』
何て声出してんだよ。
「もうそこの椅子に座ってろ」
俺はそう言って真奈美を近くの椅子に座らせた。
『ひゅ〜、ラブラブだね!!』
淳がからかう。
『僕はほったらかし?』
「チイラっ……」
『ひゅ〜モテモテだね!!』
また淳がからかう。
「ラブじゃないモテてない!!」
俺は耳が熱くなるのを感じながらそう叫んだ。

