「女の子を名前で呼ぶのは常識でしょ?」
もう一人の俺は満面の笑みで言った。
どこの国の常識だよ!!
『……あなた誰?』
葛西は困惑した様子で言った。
葛西の気持ち、すごい分かる。
「藤崎真琴だけど?」
当然、と言うようにもう一人の俺は答えた。
『…………』
葛西は何か考えだした。
ああ、葛西……。
『ふぅん』
葛西ー!?!?
葛西さーん!?
ふぅんって何ですかふぅんって!!
リアクションそれだけ!!?
「じゃ、テスト交換しよっか」
もう一人の俺はそう言って自分のテストと葛西のテストを交換した。
葛西は何も言わずにもう一人の俺のテストを丸つけし始めた。
「はい! 真奈美ちゃん96点!! パチパチパチ〜」
何こいつのテンション。
「俺はどう? どう?」
『えっと――』
「俺、満点だった?」
(おい!!!!)
「?」
(普通そこは“何点だった?”って聞くだろ!! 何で満点な事を前提にして聞くんだ!)
「だって〜」
『はい』
葛西はテストの点は言わずにテストを返した。
……満点だ。
もう一人の俺は満面の笑みで言った。
どこの国の常識だよ!!
『……あなた誰?』
葛西は困惑した様子で言った。
葛西の気持ち、すごい分かる。
「藤崎真琴だけど?」
当然、と言うようにもう一人の俺は答えた。
『…………』
葛西は何か考えだした。
ああ、葛西……。
『ふぅん』
葛西ー!?!?
葛西さーん!?
ふぅんって何ですかふぅんって!!
リアクションそれだけ!!?
「じゃ、テスト交換しよっか」
もう一人の俺はそう言って自分のテストと葛西のテストを交換した。
葛西は何も言わずにもう一人の俺のテストを丸つけし始めた。
「はい! 真奈美ちゃん96点!! パチパチパチ〜」
何こいつのテンション。
「俺はどう? どう?」
『えっと――』
「俺、満点だった?」
(おい!!!!)
「?」
(普通そこは“何点だった?”って聞くだろ!! 何で満点な事を前提にして聞くんだ!)
「だって〜」
『はい』
葛西はテストの点は言わずにテストを返した。
……満点だ。

