いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

勝彦・・・


「ありがとう、勝彦。」


私はそう言って勝彦の胸にそっと身を寄せた。


「ええよ。」


勝彦は楓花をギュッと抱きしめた。


勝彦、ありがとうね・・・


あなたがいてくれて私は
気持ち的にすごく救われてるよ・・・


楓花もまた勝彦の体をギュッと抱きしめた。


楓花は絶対に勝彦は巻き込まないと決めた。