「寝坊してさぁ、部活休んだんだ! そんでいつもの電車乗れなかったからさ〜、快速乗って別の駅で降りたんだよぅ」 だから逆方向にいるのか・・・ 「てか離れて。暑苦しい。 俺、お前と違ってホモじゃないから」 真人はさっきから俺に抱きついたままだ。 「なっ・・・俺もホモじゃねーよー!?」 「ホモだろ」 「お、俺には亜衣っていう世界一可愛い彼女がいるんだからな!?」 騒ぐ真人を無視して歩いた。