時計の針が8時をまわった頃、次々と生徒達がやって来た。 部活入ってない奴も、だいたい8時過ぎに来る。 「おー。敦夢ぅ!おっはー☆」 このクラスに、朝からここまでテンション高い奴はコイツしかいない。 「おはよう、真人。」 「何?敦夢機嫌いいなぁ。何か良いことあった?」 「え・・・何もないけど。機嫌良さそうに見える?」 「ん〜・・・・言われてみれば見えねぇな」 真人が笑う。 俺も笑う。 「見えねぇのかよ!!」