「幼馴染みのあたしですら聞いてないんだもん、そんなハズないよ!!」 「・・・そうかなぁ」 そうだよ!と、亜衣が明るく言う。 今日から付き合い始めたかもよ? 言うタイミング逃したのかもよ? 最初から秘密にする予定だったのかもよ? ・・・なんて、 言いたかったけど これ以上亜衣を困らせたくなかった。 袖で涙を拭った。 「亜衣、ありがとっ」