「どうしてですの?立花財閥にかかれば九頭竜財閥なんて」


「無理だ………後ろに南雲財閥がいる」



南雲財閥が?



「音彩?」


「空雅は渡しませんから」


音彩がどんだけ俺を好きか分かった



「立花さん。僕には心に決めた人がいます。この話はなかったことに」



「そ………んな」



立花はその場に座り込んだ



その1週間後



再び立花双子は転校した